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ごあいさつ

 ここは、千葉家正伝 北辰一刀流 第七代宗家 椎名市衛成胤のホームページです。本当の武道を習いたい方、または、人生を真剣に生きるための指針を求めている方だけに読んでもらいたいと思います。

 私は、縁あって2013年(平成25年)に千葉家から正式に第七代目として宗家を継承し、武名である成胤(なりたね)を襲名いたしました。今日まで、縁をつなぐ方を日夜探し求めています。このホームページをご覧になっているどなたかが、縁に続いてくれることを切実に願っています。  
 
 北辰一刀流の流祖である千葉周作は、〈技の千葉〉と言われていましたが、実際は理論や学問、精神修養を大変に大事にしており、〈心の持ち方〉が他の武術家と異なっていました。技は体から生まれますが、その体は心が動かします。そのような、心の裏付けがあったればこそ、技が冴え、日本一の大道場に発展していったのです。当道場では、流祖から受け継がれてきた貴重な「心」と「技」の修行をしっかりと受け継いで伝えています。

 当道場では、稽古の内容については動画などで公開をしていません。技を公開することは、命がけで工夫した流祖を侮辱することになりますし、誓約違反・掟破りとなるからです。このホームページ上で得られる情報は、ほんの限られた内容であり、物足りないと感じるかもしれません。それでも、本物に触れてもっと深い精神に触れたいと思う方は、当道場に入門し、真実を味わってみてください。ぜひ、私たちと一緒に学びましょう。

 本物の武道に触れれば、きっと自分に合った、素晴らしい道が見つかると思います。勇気を出して、一歩踏み出してみませんか!


北辰一刀流について

 北辰一刀流剣術は、天才剣士・千葉周作が北辰夢想流と一刀流を合わせて創始しました。当時は日本一の剣術と言われ、門人の数も日本一を誇りました。

 北辰一刀流の特徴は大きく4つあります。

 第一に、周作の人間性が良かったこと。
 第二に、周作は頭が良かったので、指導が合理的で分かりやすかったこと。
 第三に、そのため、門人の上達が早かったこと。(これが評判になりました)
 第四に、道場が和気あいあいとした雰囲気だったこと。

 当道場にも、この伝統は流れています。

 明治になり、武士の時代が終わり、武徳会という全国組織ができ、剣術・剣道が統一されました。そのとき、剣道主任教授となったのが、北辰一刀流 内藤高治先生でした。つまり剣道は、北辰一刀流の思想と技術を根幹にして作られたのです。戦前までの剣道は、日本人の心の拠り所として大変な力がありました。5人しかいなかった剣道十段、戦前の剣道指導者のほとんどは、内藤先生の門下生から生まれ、北辰一刀流剣道がサムライの道として浸透していたのです。

 ところが戦後は学校剣道のような一斉指導が主流となり、道場稽古は廃れ、真の剣道は崩壊しました。現代剣道は、試合や段を目標に置いて迷走しています。そこには最早、サムライの血は流れていません。他の武道団体も、武道の神髄を伝えているところは、見受けられません。北辰一刀流も例外ではなく、宗家と名乗る者が乱立しています。

 みなさんは、どれが本物かきっと迷われると思いますが、どうかその辺りをよく研究して、だまされないようにしてください。詳細については、道場に来ていただければ詳しくお話ししたいと思います。

北辰一刀流の創始者「千葉 周作」

写真左:内藤 高治 先生


当道場の特徴

剣術は最も学び甲斐のある武道

 武道は、危機管理能力を何よりも高めてくれます。特に剣は「ひとつ間違えば即死」という前提が、どの武道よりもハッキリしているので、他の武道に優る成果を得ることが出来ます。つまり、剣術は「人生で最も学び甲斐のある武道」といえるのです。

心の有様が剣術に反映する

 稽古をしていると、その人の人格が顕著に出ます。横暴な人は強引な技、臆病な人は慎重に守るなど、性格が丸出しになるのです。そんな人格に関わる要素が、特に強い剣術だからこそ、反省点が明確に出て、自分の心を、大きく成長させることができるのです。そこが、他の武道よりも学ぶべき価値があところです。
 剣を通して、その人の心の有様を理解させることで、誰でも即座に名人にしてしまうというのが、当道場の伝える北辰一刀流の極意です。

技法よりも心法を尊ぶ

 同じ剣術であっても、技術にこだわる剣術は人生の害になってしまいます。強さのみ、勝つことのみを目指すことになるからです。そのような剣は、幕末に最も恐れられた剣士、河上彦斎 岡田以蔵 田中新兵衛 桐野利秋のような、狂人の道を歩むことになります。 

 何人かの立派な初期の流祖たちは、そのことを危惧して、弟子達に心の修行を説きました。当道場の北辰一刀流は、その伝統の下に技をコントロールする心の有り方=【心法】を尊び、その上で技術の習得=【技法】を稽古していきます。

老若男女だれでも学ぶことができる

 当流では、年少時から学ぶより、経験豊かな大人になってから学ぶ方が上達が早いという、スポーツとは逆の現象があります。ですから、年配の方の入門も歓迎しています。もちろん、女性でも、心では男性に引けをとることはありませんから、大歓迎しています。

同じ釜の飯を食う仲間

 当道場は、正しい剣術の伝統を持つ日本唯一の道場ですが、堅苦しくない家族的な雰囲気の中で、各自の予定に合わせながら毎日楽しく稽古しています。興味を持った方は、ぜひ、お気軽にお出でください。

当道場の詳細はコチラ


入門案内

本物から学びたい方


 本物に触れてもっと深い精神を鍛えたいと思う方は、当道場に入門して真実を味わってみてください。ぜひ、私たちと一緒に学びましょう。あなたの熱意次第で、北辰一刀流は、あなたの人生を開くでしょう。出来るかどうか、やってみなくては分からないものです。とにかく一度、門を敲いてみることです。
 
※見物は一切お断りしています。本気で入門を考えている方のみお申込みください。

A. やる気があれば、老若男女だれでも入門できます!

A. 熱意があれば距離は問題になりませんが、場合によってはオンラインでの特別門弟制度をご利用ください。

A. 稽古は多いほどいいですが、最低でも月4回を目標にしてください。


情報発信

 ブログでは、宗家のお話や稽古に纏わるお話、門弟からの投稿などを随時更新しています。メディア記事では、過去にメディアに取り上げられた記事などをアーカイブしています。動画コーナーでは剣道に関する貴重映像や、宗家が過去に指導・実演した際の動画などを掲載しています。(前述のとおり、技の公開などは行っておりませんのでご了承ください)


関連サイト


宗家公認アンバサダー EMI-TAS

 北辰一刀流 第七代宗家 椎名市衛成胤の公認アンバサダーとして活動している株式会社EMI-TAS。

 宗家のホームページの運営からYouTubeやInstagramなどを利用したSNSの発信、映像制作などを行ってもらっています。

 また、EMI-TASが主催する次世代のリーダー達が集うコミュニティー「EMI-UNITY」では、毎月一回、次世代の経営者育成サロン「EMI Salon」を開催しています。宗家をメイン講師として、時には各分野のスペシャリスト達との対談などを実現させ、「体験」を通して五感をフルに使い、伝統や文化に偏り過ぎず、また知識やスキルにも偏り過ぎることがない唯一無二のサロンを運営しています。

剣道場床工事 武床工舎

 武床工舎は「ぶしょうこうしゃ」と読みます。武道場床工事工房という意味です。「ぶしょう」には武将の意味もかけてあります。武将を育てた伝統的な剣道場床工事工房という意味です。

 また、代表 椎名市衛は、北辰一刀流第七代宗家で、武道の匠でもあるという意味もあります。

 きちっとした踏み込みのできる、良い床でなければ良い剣道は生まれない。剣道のために40年をかけて研究された、武床工舎の剣道場床。似ているようでも、本物は何から何まで違います。

 武道家が作る武道床ですから、武道用に最適であることを受けあいます。


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